第3回 ANESC生物資源環境学セミナー

収奪的資源利用や環境許容力を上回る経済活動、あるいは気候変動などによって生物資源生産と環境に関するさまざまな問題が生じている。生物資源環境学にはこれらの問題を解決するための方策を提示することが求められる。問題の原因は多面的であるため、研究者は自らの専門性を活かしたアプローチを取りながらも、たえず多層的視点を持って問題を俯瞰し、得られた知見を実社会に還元することができるように自らのアプローチをその中に位置づけることが必要である。本セミナーでは、生物資源と環境に関してさまざまなアプローチをもって研究に携わっている方々に研究内容をご紹介頂くことにより、参加者各人の視点の多層化を図ることを目的とする。

日　時	2015年11月18日（水） 10:00-16:30
場　所	東京大学中島董一郎記念ホール（弥生キャンパス・フードサイエンス棟）
講演者	10:10-11:00	スカルティニンシー氏、ムラワルマン大学「インドネシアにおける森林再生への挑戦」
	11:00-11:50	原田一宏氏、名古屋大学「グローバルな気候変動・森林保全政策に適応したローカルな森林管理―インドネシアの国立公園の事例より」
	13:30-14:20	グェン・ティ・ビッチ・イェン氏、ベトナム農業大学「ベトナム北部における農業と農業生態系」
	14:20-15:10	池本幸生氏、東京大学「コーヒー栽培による貧困削減と連帯経済」
	15:20-16:10	ダン・アリスガード氏、ミンダナオ州立大学ナーワン校「アグサン湿地生態系の資源と社会経済の住民参加型アセスメント」

趣旨

セミナー概要